難聴がある場合の
配慮と支援

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病院におけるハビリテーション

〇(リ)ハビリテーションに関わる専門家「言語聴覚士」

 言語聴覚士(=Speech Therapist以下、ST)は(リ)ハビリテーションの仕事をする専門家で、医療・保健・福祉・教育の場面で活躍しています。医療機関では医師の指示のもと(リ)ハビリテーションを行っています。
 STの業務内容を詳しく知りたい方は、日本言語聴覚士協会のHPをご覧下さい。
 [URL]https://www.jaslht.or.jp/
          このHPを見る⇨ ここをクリック

 このページでは、耳鼻咽喉科で子どものきこえとことばに関わるSTが行っている、言語発達支援とその他の業務について紹介します。

言語発達支援について

 言語発達支援の形態は様々ですが、大きく分けて個別訓練と集団訓練があります。
 コミュニケーション手段としては、音声言語、手話、ジェスチャー、サインなど多様に
使用し、お子さんがやり取りしやすい方法を選びます。

・個別訓練 … STとお子さんとの1対1の訓練です。
 日常生活でのコミュニケーションが円滑になることを目標としています。訓練内容としては、ことばの成長を促すための練習(語彙拡大)、コミュニケーションの力をつける練習、ことばを聞き取る力をつける練習、国語の文法表現の力をつける練習、正しい発音で話すための練習などを行います。

・集団訓練 … 同学年ないし発達段階が同程度のお子さん数名で小集団を作って行います。
 小集団でのやり取りを積み重ねることで、幼稚園や小学校などの集団生活でのコミュニケーションが円滑になることを目標としています。訓練内容としては、コミュニケーションの力をつける練習、ことばを聞き取る力をつける練習を行います。

 その他、保護者に対してはお子さんが行っている訓練の意義・目的の説明、お子さんの発達状態や家庭での具体的な関わりについての情報提供、教育・療育機関に関する相談等も行っています。
 ちなみに医療機関で言語発達支援をする場合は医師の指示のもと開始となるため、まず受診が必要です。事前に問い合わせをすると、受入れ対象や受診の流れが分かると思います。(言語発達支援を行っている病院が分からない場合は各自治体の福祉課、保健センター、発達支援センターなどに問い合わせをするとSTが勤務している施設を紹介してくれます。)