聞こえを
確かめてみましょう

Home > 聞こえを
確かめてみましょう
 > 聞こえにくさは分かりにくい

聞こえにくさは分かりにくい

 もしお子さんの耳に軽度の難聴がある場合や、片耳だけ難聴がある場合、名前を呼べば振り向きます。会話ができます。一見聞して、聞こえにくいようには見えません。それならあまり問題がないのでは? いえいえ問題があるのです。近くで話すと聞こえるが、離れると聞き取れない。静かな場所だと分かるが、うるさいと分からない。日常の会話は分かるが、初めて聞く話は分からない、などの問題があります。
つまり、状況によって聞こえたり聞こえなかったり、理解できたりできなかったりします。

 お子さんの場合は、今、新しいことばや知識を、耳から聞いて学習する時期にあります。そのため、聞こえにくさが軽度でも問題となります。できるだけ早く適切な治療や支援をしてあげましょう。支援が遅れた場合、ことばが遅れる、勉強が遅れる、友達とうまく遊べないなど、大な問題になる場合があります。聞こえにくさは分かりにくいため、他の問題と間違って見られることがあります。

例えば・・・

  • ことばが遅れている、発音が分かりにくい、人の話を聞かない。
  • 落ち着きがない、友達と遊べない、発達障がい?
  • 理解力が弱い、知恵遅れ?
     
    など。

 お子さんの耳に聞こえにくさがあることが分かった時、保護者の方は「まさか聞こえが問題だとは思わなかった」とおっしゃいます。そのくらい聞こえにくさが軽度の場合は分かりにくいのです。全てのお子さんに、耳の聞こえを確かめてみることをお勧めします。
 特に、ことばや発達に心配のあるお子さんの場合には、強くお勧めします。