指こすり検査
○ビデオ「家庭でできる聞こえの検査」を見る
○検査が可能な年齢
目安として3歳ぐらいから可能といえます。3歳未満の場合は、子どもが静かにしている時に、子どもの耳の後ろから、指をこすって音を聞かせ、反応を見る方法を試してみるのがよいでしょう。
○用意するものは特にありません。
○正しい指こすり音の出し方
乾いた親指と人さし指の先を、軽くカサカサとこすり合わせます。耳元でこすると、カサカサと聞こえますが、腕を伸ばしてこすると聞こえないぐらいが適切なこすり方です。
○検査の手順
・はじめに練習をします。練習では、子どもの前から、手の動きが見えるようにして行います。左右どちらかの耳の横で、指をこすって音を聞かせ、聞こえた方の耳を指ささせます。
例えば、「これから耳のそばで指をこするから、カサカサっという音が聞こえたら、聞こえた方の耳を、『こっち』と指さして下さい」のように。
・左右どちらから聞かせても正しく指させるようになったら検査をします。検査では、子どもの後ろから、手が見えないように指をこすって音を聞かせます。練習と同じように、聞こえた方の耳を指さしさせます。
・例えば「こんどは後ろから耳のそばで指をこするから、カサカサっという音が聞こえたら、聞こえた方の耳を、『こっち』と指さして下さい」のように。
・指をこすって音を聞かせる場所は、子どもの耳のやや後ろ10㎝ぐらい離れたところから音を聞かせます。耳の真横から音を聞かせると子どもから見えてしまうことがあるので、耳のやや後ろから音を聞かせることが重要なポイントです。
○注意点
・できるだけ静かな部屋、あるいは静かな時間帯に行います。
・検査の時は、手が子どもの耳や髪の毛に触れないように気をつけます。
・正しい指こすり音になるように気をつけます。