コラム

2018.05.21 UP
まさか耳が聞こえにくいとは思わなかった。

 お子さんの耳に軽度の難聴がある場合、保護者の方は、初めに聞こえにくさに気がつくのではなく、ことばの心配として気がつく場合が多いです。例えば、ことばの遅れや発音の誤りなどとして気がつく場合があります。

 札幌市の聞こえの教室に通う難聴のある子どもたちについて、保護者の方が初めに「聞こえ」を心配したか、「ことば」を心配したかを調べたデータがあります。

 聴力レベルが56dB未満の軽い難聴の場合は、はじめに「ことば」を心配したケースが3分の2と多くなっています。軽度の難聴の場合には、保護者の方が「聞こえ」より「ことば」の心配する場合が多いのです。

  我が子に軽度の難聴があるとわかったとき、保護者の方は「まさか耳が聞こえにくいとは思わなかった」と言われます。それほど、軽度の難聴があるかどうかは、保護者の方から見ても分かりにくいのです。それでも、ことばの発達に影響をすることがあるので要注意です。

2018.04.22 UP
子どもの軽度難聴は要注意!

 お子さんの場合には、軽度の聞こえにくさ(難聴)や片耳の難聴、一時的な聴力低下であっても、十分注意する必要があります。
 大人の場合には、軽度難聴や片耳難聴があっても支障なく生活されている人がたくさんいます。そのため、「軽度難聴や片耳難聴なら大丈夫」と考えられる場合があります。
 しかし、大人の場合は既に頭の中に、日本語や様々な知識を蓄えているので、あまり支障なく見えるだけで、聞こえにくさは感じています。
 お子さんの場合は、これから日本語や様々な知識、発音の仕方などを学習する時期にあります。そのため、軽度な難聴でも、片耳の難聴でも、中耳炎などによる一時的な聴力低下であっても、言語や知識、発音の学習に影響します。また、集団の中で社会性を学ぶことにも影響します。
 大人の軽度難聴と子どもの軽度難聴とを、同じように考えてはいけないのです。お子さんの状態に合わせて、特別な配慮や支援が必要になります。